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Arc Lantern スタディ Unit4 #2アークの全容 (#2-Type B)

Unit3「すごいアーク2台、ついに日本上陸!!」の記事アップ以来、「俺のアークも見てくれ〜」と、たくさんのメールや電話を頂きますた。

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その中で、#2アーク(初期ロットに近い二番目のアーク)を所有する方がおられ、自らを菌玉病患者5号と名乗り(見込みあり!)、写真や情報を提供してくれました。この5号様の提供により、新たな発見があったのです。早速Unit4を起こし、また勉強していきます。

準備はできましたか?

では、勉強はじめ!
まず、その発見とは、#2アークがさらに分類されました。一つだけ特長が異なるのです。
Unit1の掲載のモデルを「#2-Type A、一方今回紹介するモデルを「#2-Type Bと命名します。
この違いは最後に勉強しますので、まずは#1と#2の違いを見ていきます。

#2は、#1を少しだけ改良したアークで、1914年前半の数ヶ月しか生産されなかったモデルです。
全身の写真をどうぞ。
メッキなしのブラスの地肌が出ています。もちろんこれがオリジナル!
めちゃくちゃ、きれいに磨いています。愛情が伝わってきます。
ピカピカすぎて、よーくみると5号様の顔が写っています(ウソ!)。

写真提供:菌玉病患者5号様
Arc lantern

#1と#2の違いは3点です。
一つ目はボールナットです。
#1は蝶々型、#2は丸型で最終アークまで継承されます。
Arc lantern

二つ目はドームベンチのグローブを留める板です。
#1は真鍮製の板、#2は弾力性のある板(着磁なし)で、これも最終アークまで継承されます。
Arc lantern

三つ目はその板の留め方です。
#1は真鍮製の頭マイナスのネジ留め、#2はリベット留めで、これも最終アークまで継承されます。
Arc lantern

#2の持つ相違点3つすべてが最終アークまで継承される特長となり、やはり#1アークは出来損ない、いや特別ですね。

それでは、#1と同じ特長を見ていきます。
・上の写真より、この#2でもインナーチムニーにスリットが確認できます。
(以下20160722追加)
 エアーインテークチューブが#3以降と比べ、5mmほど短い。
 それにあわせ、このインナーチムニーも若干小型。
 #1も同じと特長を持つ
・下の写真より、角丸フレームと特殊ジェネレータです。
Arc lantern

・実はアークのバーナーチューブは短かく最終アークまでこの長さです。
クイックライトのL327とかより短いのです。
ときどきリプレースされているので、この長さは要チェックです。
Arc lantern

引き戸型の点火窓です。#3を最後にスライド型へ変わります(#6エール除く)。
Arc lantern

燃料ダイヤルも前半型です。面取りされ、Close文字はなく、ステムも短いのです。
一方、#8のIV以降の後半型は、同世代のクイックライトと同じ特長を持ちます。
Arc lantern

最後に、#2-Type Aとの違いを勉強します。
それは、ベールとフレームの材質に違いがあります。
    #2-Type Aは真鍮製、一方Type Bは鉄製となります。
Arc lantern
#2-Type Bのフレームの拡大     2015.09.04追加
Arc lantern
ベイルの鉄製について、簡単に交換できることから、初めはリプレースと思いましたが、
以下の理由よりオリジナルと判断しました。
・ベイルの形状が「初期丸型」であるため。
1915年から登場するアークのベイルは「前方後円墳型」でアークのほとんどが
このタイプです。リプレースだとすれば同世代の「初期丸型」の可能性が
少ないとみたからです。
*「前方後円墳型」ベイルがわからない方は、Unit1の#4を見てください。

・この鉄製の「初期丸型」を持つアークはサンシャインアークがあります。
サンシャインは#2より1年ほど遅れて登場しますが、期間的に大ズレでは
ないからです。

2015.09.04追加
コールマンは、戦時下の真鍮不足から材質を鉄製にしたモデルを見ます。
このアークの時代の戦争は、第一次世界大戦(1914-18)です。
他に天井#27のリング部分も、真鍮メッキと鉄製メッキの2モデルが存在します。
第二次世界大戦(1939-45)では、メッキ不足から242Cの緑タンクが出現しました。

勉強は以上になりますが、まだまだ全国には新種のアークが埋もれているかもしれません。
菌玉病患者5号様、写真&情報提供ありがとうございました。
おっと、皆さん、\(菌O菌)/・・・「萌え萌えポチッと病」になっていませんね?
なっている方は、"びょーき"です! 当分治りません。

【おまけ写真】
Arc lantern


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●●● お知らせ ●●●
昨年に引き続き10月に第2回スタディキャンプを開催予定です。
今年のテーマは「アークどんだけ〜!!
− アークランタンがいったいどれだけ集まるか、日本初の眺めを見てみよう!
− 昼間からの点火ショーもあり!
です。

どなた様も参加できます。
お気軽キャンプで、参加の有無をスタディ本部に通知する必要はありません。
こそっと見てきてもらっても大丈夫です。

もしアークを所有している方なら、是非持参して一緒に並べませんか?
もちろん、所有していない方も、大歓迎です。
詳細は近日中にこのブログで告知します。
コールマン愛好家の皆さん、集まってちょー。

おわり

316 アークランタン スタディ 区切り 06:00 区切り comments(4) 区切り trackbacks(0) 区切り

Arc Lantern スタディ Unit3 すごいアーク2台、ついに日本上陸!!

今回もスタディ記事、写真多用の長文です。

全国にアークランタンのことばかりを考えている菌玉病患者さまは徐々に増えており、ここコールマン大学にいろいろな情報が集まってきます。

今回のスタディは「すごいアーク2台、ついに日本上陸!!」と題して、国内の患者さまが所有する、すごいアークランタン2台を勉強します。

おっと最近発売された「緑本2」にも、今回勉強するこのような詳細な内容はありません。ここだけの変態、いや濃い情報です。

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1.初期ロットのアークランタン
Unit1の#1で勉強したアークで、発売当初の1914年の、おそらく数ヶ月しか生産されなかった初期ロットのアークの現物です。

これがついに国内の菌玉病患者さまのもとへやって来ました。

現在まで判明していた特長以外に、さらに2点新たなことがわりました(後ほど紹介)。

その前に、テリーさんのホームページや緑本2では、このタイプのアークを「エールアーク」と言っておりますが、コールマン大学では彼らとは意見が異なります。

コールマン大学では、これをエールではなく、#1初期ロットのアークと認識し、よく似た#2と分類しています。


それでは、その特長を見ていきます。
写真提供 : 菌玉病患者4号さま
Arc lantern

まずは、全身です。

・メッキなし
・真鍮製の丸型ベイル
・一つ穴カラー
・引き戸型点火窓
・角丸バーナーフレームなど
初期アークの特長を持っています。

右にちらっと見えてるのは
アークランプの腕です。
すてき〜!


初期アークの具体例を2つ。
#1、#2共通の角丸バーナーフレームと特殊なジェネレータです。
Arc lantern

比較用写真:多くは角々バーナーフレーム&六角ジャムナットのジェネです。
Arc lantern


#1、#2、#6エールアーク共通の引き戸の点火窓です。
Arc lantern

比較写真:多くはこのスライドドアです。
Arc lantern


以降は、#1初期ロットアークの特長です。
まずは、蝶々型ボールナットです。後付けではありません。
出土した時点からこのナットが付いていました。
Arc lantern
Arc lantern

ここまでは、既にわかっていた特長ですが、次の2点は、このアークを見て、新たに判明した事実で、#1の特長と位置づけました。

Arc lantern
新発見その1

インナーチムニーにスリット
(細長い横穴)があり!

しらんかった〜。

何にために? ・・・ 不明です。

#2にも、このスリットを
引き継いでいます。

 

(以下20160722追加) 
・エアーインテークチューブが 
 #3以降と比べ、5mmほど短い 
 それにあわせ、このインナー 
 チムニーも若干小型。



新発見その2
ドームベンチの裏側ですが、グローブをとめる4つの金具に注目!!
Arc lantern

真鍮の板+頭マイナスの真鍮製のネジ留めです!! すげ〜! これは#2にはありません。
初めは修理跡かと思いましたが、4箇所ともこの板で統一し、板とネジの汚れ具合は、ドームベンチと同じであり、これらの事実からオリジナルと判断しました。

菌玉病患者4号さま曰く「このドームベンチは、グローブがはめにくい」とのこと。
ということは、当時の人も同じことを思ったはず。
なので#2では、この理由で即改良されたと考えています。

Arc lantern

比較写真:#2以降のグローブ留め。弾力性がある板で、リベット留めです。
Arc lantern


これで1台目のアークスタディは終了です。どうでしたか?

次に行く前に、変態様は「萌え萌えポチっと病」を発病しないように、5分間休憩をとってください!!


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さあ、2台目のスタディです。

2.IV416 ・・・ な・なんと800CPの怪物アークランタン

うそ〜〜〜。じぇんじぇん知らんかった。

モデル番号「416」と呼ばれるモデルは、800CPのアークランタンということが判明しました。その昔、緑本やベッカーレコードに「416」の記載があったが「なんのこっちゃ」とさっぱり不明でした。しか〜し、この416の正体がわかったのです!

製造台数は、1,068台の超レアなアーク。エールアークの半分です。
生き残りはコールマン大学試算で10台程度です・・・たぶん国内ではこれ1台だけ!?
416は、IV416とHV416があり、材質の違い(注1)があるだけで、光量はともに800CPです。製造は1922-25年で、アークの後期に登場しました。
注1)ドームベンチの材質の違いのみ。IVは真鍮製、一方HVはスチール製

で、この怪物アーク、なんとこれを菌玉病患者さまは知らずに所有し、後で超レアなIV416と判明したとのこと。そのときは、ひっくり返って驚いたそうです。

それでは、その怪物800CPアークを見ていきます。


まずは800CPの証拠から。
1920年代の広告です。青枠はノーマルの300CPアークの記載ですが、赤枠が今回勉強する800CPのアークで、ちょっと見難いですが、しっかり800CPの記載があります。・・・・実際にあったんです、初期ロットアークも驚きましたが、こっちも驚きです! 
Arc lantern
補足:上記説明では「H316、H416」となっておりますが、1930年のカタログを確認したところ、「HV316」として掲載されていました。思うに、IVとHVの間のモデル名かもしれません。今のところ、H固有の情報は確認していませんので、ここではHをHVに含めます。


Arc lantern
写真提供 : 菌玉病患者2号さま

全身の写真です。

見た目は、20年代の特長を
持った普通のアークです。

それにしても
ピカピカですね〜。

800CPアークの最大の特徴であるバーナー部です
バーナーはハローワイヤーランプ#27(1000CP)と同じパーツで、アークの方はサイズを短くして、装着しています。菌玉患者2号さま曰く「音は300CPよりうるさい」そうです。
・ミキシングチャンバーは肉厚で普通のアークより重い
・バーナーチューブ&キャップは、極太
・エアーインテークチューブは丸型


比較写真:300CPアークのバーナー部
Arc lantern

スチール製インナーチムニー
800CPアークの特長は、インテークチューブの穴がチューブの形に合わせて丸いのだ。
(300CPは四角)
Arc lantern
Arc lantern

20年代の300CP/800CPアークの共通の特長です。
・スチールメッキ&ARC LANTERNの刻印のカラー
・ツーピースの燃料キャップ
・スライド式点火窓
・燃料ダイヤルの棒が長い
Arc lantern

製造年はマークが「C」なので1923年(コールマン大学解釈)
Arc lantern

Arc lantern
点火準備!

マントルでかっ。

でもこれはオリジナル
サイズです。

明るい、うるさい。でも、すてきな音!とのこと。
Arc lantern

最後に、菌玉患者2号さまのレポートを記載します。年毎の台数など詳細があります。

ここから---------------------------------------------------------------------------------
私なりに、緑本とベッカーレコードを見比べてみました。
【緑本】
1.IV416、H416と記載。
2.1922年〜1926年の製造期間
3.アークランタンバーナーシステム
4.NO.40マントル
*NO.40マントルはハローワイヤー27等に使用されるハイパワーのマントル
緑本の写真のページから4ページ目に記載、ハローワイヤー27SのページにもマントルはNO.40と記載。

コールマン大学補足:No.40はシルクライトで言う#1111(236や237の500CP)用である。

【ベッカーレコード】
1.IV(#416)Lantern、1922年5月より製造開始。
2.1922年が645台
3.1923年が60台
4.1924年が114台
5.1925年が249台
-----------------------------
合計台数1068台

緑本では1922年〜1926年ですがベッカーレコードは1922年〜1925年の製造期間でした。
StudyのアークランタンUnit1で紹介している、IV316と一緒なのが良く解りました。
燃料ダイヤル、カラー、インナーチムニーすべて一緒です。
それと、点火の感想は300CPの時より、かなり音がデカイです。
あっさりの点火でしたのでビックリでしたが、これでアークの謎が一つ解けたかなと。

極太チャンバーと極太バーナーチューブは800CPに耐えらる様に出来ていたのですね。
最初に分解した時から変なアークランタンだと思っていたのですが、これでスッキリです。
ここまで---------------------------------------------------------------------------------

"レポート合格!"(コールマン大学)


尚、緑本2では英語で2行だけですが、ハイパワーのアークがあるのみ記載がありました。さずが本場、既に判明していたようです。

最後に、もう出尽くしたと思っていたところに今回の2台のアーク。この分だと、まだまだ新たな事実が埋もれているかもです。

以上、アークランタンの勉強でした。お疲れ様でした。

*今回の内容はUnit1のアーク変遷へ反映しました。

【こぼれ話】
IV416のIVは何と発音しますか? 「アイブイ?」
今までのコールマンのモデル名の命名実績から「アイブイ」と発音すると思いますが、一般にIVは、ローマ数字の4を意味し、その発音は「フォーか、フォース」です。ひょっとして「フォース416」と発音するかもしれません。外人に聞いてみたいものです。


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おわり


【表紙の写真残し】
表紙
 

316 アークランタン スタディ 区切り 06:00 区切り comments(6) 区切り trackbacks(0) 区切り

Arc Lantern スタディ Unit2 初期アークのベイルの工夫

Unit1では、アークの変遷と簡単な特徴を勉強した。

Unit2以降では、個々の特徴をさらに突っ込んで、その違いを見ていきたい。

まず、このUnit2では初期アークのベイルの工夫を見る。


次は、エールアークで、分解掃除した際に撮影した時の写真である。

菌魚ばち、いや金魚ばちグローブに中にあるベイルは、初期型の特徴である円系をしており、材質はブラスである。


Yale Arc


下の写真は、上のモデルと違うが、同じ初期型のアークで、ベイルが直立して、倒れこまない。

一方、中期以降のアークは、パタンと倒れこんでしまうのである。

初期型アークのベイルは、こんな細かな工夫があるのだ。

Arc bail




では、具体にどんな工夫をして倒れこまないようにしているか、実物をあげて、説明する。

(写真を見れば、一目瞭然に分かりますが)

Coleman Arc 316  earlier model
Coleman Arc 316  earlier model


見ての通り、上段ドームベンチの突起に合わせて、ベイル側に切れ込みがあるのである。

この部分が引っかかり、倒れこまないのだ!

これが見られるのは、一列穴のカラーのモデル、つまり、コールマン初期アークとエールアークの2モデルのみで、それ以外の中期以降アークでは、ベイルの切れ込みがなくなっているのである。

故に、ベイルのはさみ込みが強いと、ベイルを持ち上げた際、毎回その突起部分に当たり、見事にへこんでいる中期以降のアークを見る。ちと、へんである。

その昔、初期アークはこんな細かい工夫があったのだ。 

また、この記事を書いていて気付いたのだが、ドームベンチ上段の突起は、単なるデザインでなくは、ベイル止め用にこしらえたと強く思ったのだ。

うーーん、古いコールマンはやっぱりすごい。関心である。

参考までに、ランタンの327と427系の一部期間にも、ベイルが直立する工夫がある。

菌なお方は、調べて記事にしてね。



ところで、今回のベイル直立は、コールマン初期アークとエールアークと言っているが、実はサンシャインも初期の部類に入る。しかしながら、なぜがベイルの切れ込みはない。

次の写真は、サンシャインアークを同様のアングルで撮影した。

*このベイルは、形は初期と同様の円系であるが、材質は中期以降と同じ鉄である。

Sunshine Arc
Sunshine Arc


Unit1より、エールアークは、やはりコールマン初期アークと同型なのだ。(わかったお方は菌玉病患者さまです)

では、勉強おわり。 解散!!



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316 アークランタン スタディ 区切り 22:58 区切り comments(6) 区切り trackbacks(0) 区切り

Arc Lantern スタディ Unit1 アークランタンの変遷

1年半ぶりのスタディ記事である。

古いコールマンを集めていると、最初のランタンであるアークは避けて通れないアイテムであろう。
いざ購入の検討を始めると・・・・・ん? アークって、一つだけじゃなかったの? 何種類かあるの?

この疑問にぶつかる。そして、誰に聞いても、また、必死になってネットを探しまくっても、スッキリする答えは、見つからないと思う。

今は、コレクタブルアイテムとして存在するコールマンであるが、その昔、整理して記録なんか取っていなく、今の自動車のモデルチェンジのようには、直ぐに、また、明確に、その変遷はわからないのだ。

従って、昔のコールマンを好きな変態おじさん、愛好家は、自分で集めいた情報をもとに、持論を持っているのである。とはいっても、その数は限られているが。

そこで、このスタディでは、アークランタンのモデル変遷に迫るべく、今まで自分が、見て、聞いて、買ってみて、さらに地道に集めた情報をここでつなぎ合わせ整理してみる。
 
4種類9台のアークを教材に、どこまで迫れるか、わからないが、まずやってみることが大切であり、意味があるのだ。

さあ、これからアークランタンを集めようと思っている、もしくは、さらに購入しようと思っている菌なお方へ送る、アークランタンスタディの始まりである。
 


【アークランタンの種類と出荷期間・台数】

アークランタンは、以下に示すように、4種類存在する。
 
1.コールマンアーク
コールマンが作り、コールマン自身で販売
1914年1月 - 1925年12月 29,100台
モデル名の316は300CP、416は800CP

2.サンシャシンアーク
コールマンが作り、サンシャインセーフティで販売(OEM)
1915年7月 - 1916年1月 425台 300CP

3.エールアーク
コールマンが作り、エールライトで販売(OEM)
1916年1月 - 1917年5月 2,058台 
エールでは固有のモデルがあり、No.112という 300CP

4.ナショナルアーク
  ナショナルスタンプが作り、サンシャインセーフティで販売(OEM) 
コールマンが関わっていないアークであり、最近その事実が判明した。
記録は残っていないが、おそらく1915-1920年の間の1−2年、
現存数台から推測して、500台前後の製造 300CP

以上を頭に入れ、以下の変遷を見ていく。
 


【アークランタンの変遷】
 
#1.Coleman Arc lantern Model L  1914年 前半の数ヶ月

これが一番最初のアークランタンである。 

写真は、1913年12月の広告からで、No.316の記述すらない。
 
見た目の大きな特長は蝶々型ボールナット。この#1のモデルのみに、この蝶々型がつく。

あと、バーナーフレームはハローワイヤーに似せた角丸の作りであり、#2のモデルを以て消えていく。
 
実物の写真はテリーさんのホームページの二番目にある。

テリーさんは、エールアークと紹介しているが、これは私の意見と違うところ。

私はこれをコールマンの一番最初のモデルと見ている。

#01 Coleman Arc Lantern Model L(ad

2015.08.20追記 
Arc lantern 特長
・蝶々型ボールナット
・グローブホールドの金具は
 真鍮製の板
・その金具がネジ留め
・インナーチムニーに
 スリットあり
・メッキなし
・真鍮製の丸型ベイル
・一つ穴カラー
・引き戸型点火窓
・角丸バーナーフレーム
(以下20160722追加)
・エアーインテークチューブが
 #3以降と比べ、5mmほど短い
 それにあわせ、インナー
 チムニーも若干小型。

上から3つは
この#1特有のもの。
詳しくはUnit3参照

Arc lantern
Arc lantern
写真提供 :菌玉病患者4号さま


#2.Coleman Arc lantern Model L  1914年 前半の数ヶ月

短命な#1の直後のモデルで、これもまた短命。

角丸バーナーフレームは#1と同じであり、最大の特徴である。

#1からの変更点は3つ

 ・ボールナットが蝶々型から丸型へ
・ドームベンチ内側に付くグローブを押さえる金具(板)が、真鍮製から弾力性のあるものへ
・その金具を留めていたネジがリベット留めへ

*変更点の写真はUnit3参照

20150830追加/20150905訂正
#2はベイルとフレームの材質の違いより、Type AとType Bに分かれる。
Arc lantern
写真提供 :外人の菌玉病患者さまと5号さま

この#2の存在の証拠は下の1914年のカタログでしっかりと確認できる。ボールナットに注目。

#02 Coleman Arc Lantern Model L(ad)




#3.Coleman Arc lantern Model L or L316
     
 1914年中頃 - 1915年


メッキバージョンの登場。

バーナーフレームは上記の角丸から角々の形状へ、さらにジェネレータも六角ジャムナットで固定するタイプに変わった。

また、1915年のどこかでモデル名に"316"と付く。

写真のタンクは地肌が見えますが、メッキされています。

#03 Coleman Arc Lantern Model L316

写真提供 : コールマン大学所有



#4.Coleman Arc lantern Model L316  1915年 - 1920年

アーク発売後、一年ちょっとで、本体に大きな改良が加えられる。

これがそのアークだ。

上から

1)ドームベンチのトップ構造の強化、および、部品点数の減

2)ベールの材質変更(真鍮 → 鉄)、および、形状変更

3)カラーの変更(一列穴 → 3列穴)、および、ロゴの刻印

このモデルは、アークの中で安定期にあり、現存で多く見るタイプである。

*写真でジェネ下部にプレヒートカップあるが、私が後付けしているのであって、当時のオリジナルではない。


#07 Coleman Arc Lantern Model L316

#07 Base Rest Coleman Arc Lantern Model L316

写真提供 : 菌玉病患者2号さま



#5.Sunshine Arc lantern   1915年7月 - 1916年1月

ここで初めてOEMのサンシャインセーフティモデルが登場する。
 
#4のモデルとの違いは、ベイルの形状(#3までの初期タイプと同型の鉄製)とカラー3つ穴のピッチだ。

また、カラーには専用のロゴも刻印されている。

参考までに、出荷台数は、425台と、大変貴重なモデルである。

#05 Arc Lantern for Sunshine

#05 Base rest Arc Lantern for Sunshine

写真提供 : 菌玉病患者6号さま



#6.Yale Arc lantern No.112 1916年1月 - 1917年5月

このエールアークもサンシャシン同様に、2,058台と出荷台数が少ない。

ところで、この個体、エールアークと証明するハーブさんの鑑定書付きだが、私は、どうも納得できていない。

理由は、時期的に#4の変更点を引き継いでもよいのだが一切ないのだ。

一旦生産を終了した#3をわざわざ復活させている。継続生産ならまだわかるが、これはどう考えてもおかしい。

思うに、コールマンアークとエールアークの外見上の違いはなかったと考えている。
(#3のコールマンアークからメッキをなくせば、あとは全く同じの両モデル)

つまり、このアークは#3の時代から存在するコールマンアークでもあり、エールアークでもあるのだ。

本場米国では、エールアークと特定する判断材料は、一列穴のカラーだそうだ。理由は当時エールのカタログに一列穴のアークが載っていたから。

うーーん、超簡単すぎ〜、ちょっと、チョット、チョット、ですね。

コールマンのカタログにも一列穴のカラーを多く見る。私の解釈は、エールのカタログが、単にコールマンをコピーしただけと思うのだが。

#04 Arc Lantern for  Yale

写真提供 : 菌玉病患者6号さま

2015.08.30 追記
yale 316
アークの燃料は、ガソリンでも、ケロシンでも
使用できる。

イラストはエールカタログより(赤下線)



#7.Sunshine Arc Lantern, made by National Stamping
 
  
1915-1920年の間の1-2年
このアークは、緑本(コールマンコレクターズガイドブック)の表紙、およびカラー写真のページで、「コールマンアークL316」と紹介されている。

緑本発売当初の1996年頃は、このアークはコールマンアークと認識されていたのだ。

(イラストのページでは、"本当"のコールマンアークが載っており、この相違点に気づかれて方はいると思うが、どうでしょうか?)

その後、1999年のICCC会報誌で、L316ではなく、コールマンが作ったサンシャシンアークと訂正され、その認識がつい一年前の2008年まで続いた。

しかし、このアーク、バーナーチューブひとつとっても、当時のコールマンと共通する部品は何一つなく、疑問視する少数の声はあった。

そして、昨年、やっと本場米国のコレクターの間で、ナショナル社が作ったとの認識が広がり、現在に至る。

生産記録は残っていないが、おそらく1915-1920年の間の1-2年の期間、現存数台から推測して、500台前後の製造と私は見ている。

このアークは、同じナショナル社が同時期に作ったモデル10というトーチランプの部品を多く流用しており、例えば、チップクリーナーステムは、モデル10そのまんまである。

また、鉄製の部品も多い。例えば、ドームベンチやバーナーのミキシングチャンバーは鉄製である。


#06 Arc Lantern for Sunshine, made by National Stamping

写真提供 : 菌玉病患者6号さま



#8 Coleman Arc Lantern Model IV316 1919年 - 1921年(以降の製造もあり?)

このアークの特徴として、
1)燃料ダイヤルの棒が今までのモデルと比べ長い。

2)ファイバー製のダイヤルや燃料キャップは、当時のクイックライトと同じデザインとなる。
尚、キャップは同じデザインであるが、サイズが一回り大きいため、クイックライトとの互換はない。

3)カラーもクイックライト同じ材質の(ブラスメッキから)鉄メッキとなる。

4)インナーチムニー(玉の中でバーナー上部を覆い隠す断熱材)の材質も、今までの真鍮から鉄に変更される。

5)IVモデルは、1921年までとしているが、その年を超えても製造されていた感じである。

1920年代、トーチの全盛は終わり、クイックライトの影響(デザインや材質)を受けているのが良く分かる。

参考までに、下の写真アークは、1999年のICCCの第一回目の会報誌の中で、アーク特集として、実際に(新聞で言う一面に)取り上げられた記念のアークである。


#08 Coleman Arc Lantern Model IV316


#9 Coleman Arc Lantern Model HV316 1922年 - 1925年

上記のIV316に続いて登場したアークで特徴は同じ。唯一の違いは、さらにドームベンチが鉄製であること。
尚、先にも述べたが、厳密にはIVからHVへの移行時期は不明。ひょっとして重複していた時期があるかもしれない。IVは1922年を超えても製造されていた感じである。

1920年代は、クイックライトの時代であり、
1)トーチ時代と比べ、製造コスト低減の考え方が出てきた時代である
2)第一次世界大戦で真鍮不足であった
この2点から、鉄製(Armco Steel)を多用するこのモデルが作られたと理解している。
*Armco Steelとは、
鉄の種類ではなく、ブランド名であり、当時の製鉄会社の製品だった。

#09 Coleman Arc Lantern Model HV316
写真提供 : 菌玉病患者1号さま




2015.08.20追記 
#10 Coleman Arc Lantern Model IV416 became HV416 
1922年 - 1925年


IV or HV316の800CP用の怪物アーク
見た目はIV or HV316と同じであるが、800CPを発揮するためバーナー部が大きくなる。具体的にはハローワイヤーランプ#27(1000CP)のバーナーチューブ&キャップとエアーインテークチューブと同じパーツを持ち、それぞれ短くして装着している。
詳しくはUnit3参照。


写真はIV416
Arc lantern

写真提供 : 菌玉病患者2号さま

これが800CPアークが存在した証拠である。
Arc lantern


以上、アークの変遷は、私の持論ですが、こんな感じだったと考えます。

今後、新しい事実が判明したり、未知のモデルが出土した場合、適宜、加筆や訂正をしたいと思っています。
2015.08.20 更新(Unit3からの反映)

2015.08.30 更新(エールイラスト追加)

おわり


おっと言い忘れたが、コールマン病院では、寝ても覚めても頭からアークが離れない症状を、菌玉病と呼んでいる。

症状がある方は、手をあげてください!!



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