Unit 9 - 最初のランプ Model Q その2
Quick-Lite Lamp Model Q. It's the first lamp of a series of Quick-Lite lamps.
では、最初のランプの各部をランタンと同じように、見ていくが、再現ランプのため、想像の話となる。
1.シェード
情報源は、グリーン本しかない。本には、(当時大量に生産していた)#307とある。
2.シェードホルダー
シェードホルダーはエアーオーと同じく古いタイプである。具体に説明すると、シェードを支える3本の爪の接合部分が、この古いタイプでは、本体に切り込みを開け、折り返して止めている。一方、20年代の新しいタイプは溶接で止めてある。
また、チャンバーへ固定する横板の接合も同様に折り返し止めである。製作工程を想像してみると、古いタイプの方がやや工数がかかると思う。
3.バーナー部
間違いなく、ランタンと同じ。
1)特許日付なしのエアーインテークチューブ
2)ノッペりチャンバー
3)カクン型バーナーキャップ
4)外周を縁取りしたバルブノブ
5)スチール製のバルブステム
6)六角ジャムナットQ99ジェネ
こんな感じだろう。尚、写真では、5)と6)は再現していない。
一つ気になることがあるが、バーナーチューブの長さは、ランタンのようにロングでなかったとみる。
理由は、それまでのエアーオーもロングでなかったから。根拠がもう一つであるが、自分はこう思っている。
3.ハンドルおよびタンク
ハンドルから下は、恐らくエアーオーランプのモデルMと全く同じであったと思う。スモールターバンフォント、初期型燃料キャップなど。但し、タンク底のエアーオーランプマークは無いと見ている。*1
*1 この勉強をやっていて、気が付いたことだが、スモールターバンフォントに、底マークなしは、オリジナルのモデルQの可能性が高い。バーナーはもちろんエアーオーでなく、クイックライトバーナーである。(おっ、これだったら、見たことあるぞ。あれがQだったのか)
4.大きさ
なんか、ムチャ小さいのである。思わず小人ランプかと思ったほどだ。高さは約45センチ。
参考までに、アークと427を両脇に置いて見たが、アークとほとんど変わりません。
おっと、写真のシェードは、307ではない。写真撮影に時間がなかったので、飾ってあるまんまを撮影したのだ。
以上で、クイックライトの最初のランタンとランプの勉強を終えたが、まだまだ先は長いのである。はたして「最後のランタン/ランプ」までたどり着けるだろうか。
お疲れ様でした。